【2025年】中国ビジネスカレンダーの発表と中国の残業代割増率-中国労務管理-※PDFダウンロードあり
2025年の法定祝日と連休の予定が発表されました。土日を労働日に切り替える調整及び祝日の割増給与については要注意です。
また今年の連休については、今年は祝日が2日増加しています。
旅行や消費による経済効果が期待されているとのことです。
ダウンロード資料もありますので、ご利用いただければ幸いです。
カレンダーの下線が法定祝日に該当するんですね。
法定祝日は3倍の割増賃金なんですね、日本とはだいぶ違うので注意しておく必要がありますね。
中国カレンダー:法定祝日(法定休暇日)と調整休暇
1.元旦:1月1日(水曜日)、振替出勤なし。
2.春節:1月28日(旧暦大晦日、火曜日)から2月4日(旧暦正月7日)までの計8日。
1月26日(日曜日)、2月8日(土曜日)を出勤日とする。
3.清明節:4月4日(金曜日)から6日(日曜)を休日、計3日。
4.労働節:5月1日(木曜日)から5日(月曜日)を休日調整し、計5日。4月27日(日曜日)を出勤日とする。
端午節:5月31日(土曜日)から6月2日(月曜日)を休日とし、計3日。
6.国慶節、中秋節:10月1日(水曜日)から8日(水曜日)を休日調整し、計8日。
9月28日(日曜日)、10月11日(土曜日)を出勤日とする。
中国法定祝日(法定休暇日)の残業代の取扱い
中国の法定祝日は、日給の三倍の額を支払うことになっていますので、注意が必要です。
休日については有休の管理に合わせて日程の管理や休暇の取得日もしっかり管理しなければなりませんね。
法定祝日(法定休暇日)はカレンダーの下線部がひかれた休日に該当します。
その他の通常の休暇日は代休(中国語『补休』といいます)を付与するか、2倍の給与額を支払うかの選択をすることができます。
中国の残業代における割増率
企業が従業員に残業をさせる場合、正常に労働した時間の給与よりも多く労働者に給与を支払わなければなりません。
- 従業員に予定以上の労働時間労働させた場合、150%の労働報酬を支払う。
- 休日に労働者に業務をさせる、または代休を与えない場合は、200%を下回らない額の労働報酬を支払う。
- 法定休暇日に労働者に業務をさせる場合、300%を下回らない額の労働報酬を支払う。
中国残業代の割増率 | ||
1 | 通常出勤日の時間外労働 | × 150% |
2 | 休日労働日の労働報酬 | × 200% |
3 | 法定祝日の労働報酬 | × 300% |
ポイントは、②の休日労働は代休で処理することが可能ですが、法定休暇日についてはそれができません。
また、中国語の『补休』は、日本のように代休と振替の区別はありません。
そのため、法定休暇日を代休処理すると違法となります。
↓2025年カレンダーは以下からダウンロードできます。